京都寺町四条大雲院跡情報をお届け致します。

1603年11月20日（慶長8年），関ヶ原戦役敗戦により没収され徳川直轄地となっていた前領主島津豊久公佐土原領が、伏見城で徳川家康公から城主島津以久公へ返還されました（佐土原入城は翌年）。

1610年5月31日（慶長15年)、佐土原藩初代藩主島津以久公は丹波篠山普請のため伏見屋敷滞在中に、亡くなりました。死因については病死としながらも、細川忠興公の諍いに絡んだものとの口伝も残っております。昨日が公の命日にあたります。埋葬先は改宗剃髪までして帰依していた貞安上人開山の京都寺町四条「龍池山大雲院」でした。

同院は昭和48年に東山へ移転しておりますが、「大雲院」様の公式サイトが３月にオープンしておりますので、佐土原小史と併せてご紹介させていただきます。

秋の大雲院「佐土原藩法要」（初代藩主以久公墓前祭、戊辰役佐土原藩戦没藩士墓前祭）の催行日程は、後日ご案内させていただきます。

尚、昨年末から本調査が始まっておりました京都市伏見区桃山町島津の元国立森林総合研究所島津研究林「島津右馬頭以久公屋敷跡」発掘調査は、先月末にほぼ予定通りの日程で終了しております。調査会社が京都市へ提出する遺構調査報告書は同社のHPでも公開されますので，こちらも後日ご案内させていただきます。

記、近畿佐土原会･新佐土原藩近畿東海・宇宿啓志090-3709-5341　　　https://www.daiunin.or.jp/