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地域会[市町村会]活動報告ブログareablog

R5 「佐土原史跡」情報報告(近畿佐土原会)②

2023.01.05

佐土原勢は、本年佐土原再興、佐土原藩発足420周年を迎えることになりました。
1600年の関ヶ原戦役開戦前に日向勢は談合して揃って西軍につき、佐土原(薩摩都城)を除くすべての日向勢が、西軍敗戦の報に急遽東軍に寝返りして領地を安堵されましたが、佐土原だけ没収を食らい、三河家康に許されて再興するまでに3年出遅れました。尾張秀吉の九州征伐でも一度領地没収をされ、その後領地縮小されて再配置されており、佐土原は島津家分家のため日向勢の中でも2度目の没収復活を経験するという歴史を背負うことになりました。愛知県尾州出身の私は個人的に少々複雑な想いがありますが、今年のNHK大河ドラマでも関ヶ原合戦は佐土原隊壊滅のドラマでもあり、島津隊の敵中突破がどのように描かれるか、日向宮崎勢のみなさまとともに期待したいと思います。
現在、京都伏見の桃山町島津・佐土原初代藩主島津右馬頭以久公屋敷跡で発掘調査が昨年末から継続中です。また滋賀県草津市の「国史草津宿本陣」(第10代藩主島津忠徹公最期地、遺骸宿)で「佐土原丸に十文字付き裃」が今月末まで展示中です。偶然420周年記念に併せたような事案・案件ですが、近畿東海には佐土原の3人の殿様の最期地(佐土原3殿物語)があるため、日向宮崎勢の中でもドラマが豊富にあります。愛知県民OBの、また一般的な歴史視点からするとすべて日向宮崎の歴史の範疇ですので、ぜひ、宮崎県ご出身者、OBの方々も知って頂いて全くムダなことはないと思います。
数年前にNHK大河「西郷どん」が放映された年、当時の神菊所長より要請で名古屋の中部宮崎経友会・東海宮崎県人会会員様向けに、「薩摩の分家大名家佐土原」という題目で里帰り講演をしたことがあります。そんな経験を踏まえて、今年はfor the「Oneみやざき、チーム宮崎」として、近畿東海地区に残る「フェニックス佐土原、ドラマチック佐土原」を中心に日向勢の史跡のミニトリップを企画しようと検討中です。詳細は追ってお知らせ致しますが、ぜひとも県事務所をはじめ近畿・京都・兵庫各県人会のご協力をいただけますと幸いです。歴史ファンならずとも日向宮崎の歴史へ大きく目を拡げる機会になる内容と思います。また、3月25日の近畿佐土原会総会・懇談会のご案内は今月中に致しますが、佐土原史談会が作製した佐土原城址、初代宮崎県庁の裏門となった佐土原広瀬城の城門の破却顛末の映像など放映する予定にしております。
記① R4「京都東山で日州佐土原藩の法要」参列報告-1,2 は別ベージの「近畿宮崎県人会活動報告」を参照下さい。
記② 記・写真は近畿佐土原会(新佐土原藩近畿東海)会長 宇宿啓志 (転記・貫、写真はクリックすると拡大します)